●リバース・サイコロジー
use reverse psychology(人に何かさせようとして)〔「あなたには無理だよね」「するな」などといわれると逆にやってみたくなる心理を利用する。〕
(参照)
●検索容易性
→ 代表性ヒューリスティック 典型的と思われるものを判断に利用すること
(参照)
●ホット・コールド・エンパシー・ギャップ
冷静で心穏やかな時には、激情に駆られ誘惑に囲まれて熱くなっているときの行動は理解できない
(参照)
●合理性の罠
自分が目指す目的の為に、自分が持っている知識の範囲内で、最大の効果を得られるであろう合理的な手段を選択したとしても、
自分の知識の外にあることが原因で、最大の効果が得られないどころか最小の効果になってしまう事もあります
。(参照)
●ベンジャミン・フランクリン効果(ベンフランクリン効果)
アメリカの政治家フランクリンは、政敵に「本を貸してくれないか?」と頼みごとをして、敵意を友情に変えることに成功した。この効果をベンジャミン・フランクリン効果(ベンフランクリン効果)という。嫌われていると思った相手におべっか等を使うことなく、逆に相手の感情と矛盾した行動を相手に起こさせることで、自分に対する相手の評価を変えることに成功している(参照)
●ローボールテクニック
ローボールテクニックとは、説得技法の一つとされる手法で、まずは魅力的な条件で相手が要求を飲む決断を促し、その後に不利な条件を提示する手法のこと。
例えば、ある商品を購入するか考えている相手に対して、商品のメリットのみを説明し、購入に意志を決めた後に、「実はこのメリットを活かすためには有料の付属品を買わなければなりません」と説明するような手法。(
参照)
●エンパワメント
エンパワメント(湧活)とは、人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させることです。
エンパワメントの原則は下記の8点です。
(1) 目標を当事者が選択する。
(2) 主導権と決定権を当事者が持つ。
(3) 問題点と解決策を当事者が考える。
(4) 新たな学びと、より力をつける機会として当事者が失敗や成功を分析する。
(5) 行動変容のために内的な強化因子を当事者と専門職の両者で発見し、それを増強する。
(6) 問題解決の過程に当事者の参加を促し、個人の責任を高める。
(7) 問題解決の過程を支えるネットワークと資源を充実させる。
(8) 当事者のウエルビーイングに対する意欲を高める。
(参照)
●カウンター・アティチューディナル・アドボカシー
カウンター・アティチューディナル・アドボカシーは、自分が持っている考えに反する考えを公的で表明することによって、個人の信念の変化を引き起こすことがありえるというプロセスです。
●ロールプレイ|役割演技
役割演技(やくわりえんぎ)とは、現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つである。ロール・プレイング(英 role playing または roleplaying)、日本語では略称でロープレなどともいう。
(参照)
●命令的規範と記述的規範
規範は2つに分類され、それぞれ“皆が守るべき”ルールを「命令的規範」、“皆が実際に守っている”ルールを「記述的規範」と言います。
命令的規範「ここにゴミを捨てないでください」
記述的規範「いつも綺麗に使用していただきありがとうございます」
(参照)
●アッシュの同調実験
同調圧力と同調行動を検証した有名な実験に、アッシュの同調実験があります。
実験の手続きは簡単です。大きなテーブルを囲んで7人の大学生が着席し、実験者が呈示する2枚のカードを見比べ、基準カードに描かれた『線』と同じ長さの『線』を、比較カードに描かれた3つの『線』の中から選ぶことを繰り返すというものです。このとき、実際の被験者は6番目に答える1人の学生だけで、他の6人は実験に協力するために参加したサクラです。
周囲のサクラが間違った回答をすると、それにつられるようにして被験者も間違った回答をしてしまう
(参照)
●バンドワゴン効果
バンドワゴン効果とは、ある製品・サービスを消費する人が多ければ多いほど、顧客がその製品・サービスによって得る満足・安心感が増加する効果のこと。群集心理における同調現象のひとつ。
(参照)
●情報カスケード
人々が何かに対する価値判断を行う際,
個々人が有する判断とは独立した状態で,
集団全体が画一的な判断に雪崩れ込んでしまう現象。
人間が不確定な情報に接する際,自分ではなく
「先行した他人」による判断を優先しがちであるため,
●予期的後悔
予期的後悔(anticipated regret)とは、意思決定場面において、未来の結果についてのメンタルシミュレーションを行い、選択肢間の比較をすることによって生じる。
(参照)
●ハロー効果
ハロー効果(ハローこうか、英:halo effect)とは、心理学者エドワード・ソーンダイクによって名づけられた造語で、心理的効果の一つ。ある対象を評価をする時に顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。認知バイアスの一種である。
一般にポジティブな方向への歪みを指すことが多いが、ネガティブな方向へのハロー効果も存在する。ハローとは、「後光が差す」と言う時の後光、聖像の光背や光輪のことで、後光効果、光背効果とも呼ばれる。
例として、ある人が難関大学卒であったり、スポーツに優れていたり、字が上手だったりする場合、その人が学力や体力や字の上手さにおいてだけでなく、人格的にも優れていると思い込んでしまうケースが挙げられる(それらの事柄と人格的に優れているか否かは、ある物体の色と形が互いに独立の事柄であるように、互いに独立の事柄である)。また、有名人やタレントを通じたCMや広告がその商品やサービスを実際に使ったりしたことがないにもかかわらず良いイメージを与える。それによって購入意欲を刺激したり、購入したりする。一方、CMに起用されたタレントが不祥事を起こしたりすると、商品自体に何の不満も覚えていなかったにもかかわらず購入意欲が削がれたりする。
(参照)
●DTR法
DTR法とは、はじめに相手を混乱させるような、わかりづらい提案をし、それから理解しやすい表現に言い換えて説得する技術である。
(参照)
●不確実性の回避傾向
『不確実性の回避傾向』とは、未来の曖昧さを減らそうとする傾向である。この傾向が強い社会では、近い未来に何が起きるかを明確に予測でき解釈できる構造が、組織や制度や人間関係の中に求められている。逆に曖昧さを増していく様な行動は、嫌われ易い。
(参照)
●ラポール
ラポール (rapport) とは臨床心理学の用語で、セラピストとクライエントとの間の心的状態を表す。
もとは、オーストリアの精神科医フランツ・アントン・メスメルが「動物磁気」に感応したクライエントとの間に生じた関係を表現するために用いた語である。その後、セラピストとクライエントの間に、相互を信頼し合い、安心して自由に振る舞ったり感情の交流を行える関係が成立している状態を表す語として用いられるようになった。カウンセリングや心理療法をどのような立場から行う場合であっても、ラポールは共通した基本的な前提条件として重視されている。(参照)
●アジェンダセッティング
マス-メディアで流通する情報の範囲や頻度などによって,受け手の中にその情報を議論するときの文脈・枠組みが習得されていくこと,またその現象。マスコミュニケーション研究の主要トピックの一。議題設定。
(参照)
●区別バイアス
同時に評価するよりも、別の機会に評価する方が、二つのものを似ていると感じる傾向。
(参照)